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トラックバック野郎 手タッチリレー

小学生のとき、
運動会の種目の中に各地域、1学年一人計6名を選抜しての地区対抗リレーがあった。

我が地域には1年生の男の子がいなかったので、
その当時足の速かった2年生の私が、お兄様方に頼まれて、その枠を走ることになった。

運動会当日。
地区対抗リレーが始まった。
ギャラリーは結構このリレーを楽しみにしているのである。

よーいドンっっ!!
ピストルの音と同時に一斉に駆け出した。
1年生といえども選抜されてきている子たちなので舐めてはいけない。
「負けてたまるか」私も女?の意地でなかなか良いスタートを切った。

ところが、である。10メートルくらい行ったところで、1年生にしては体格のかなり良い強面の子が横から私に当たってきたのである。私は一瞬よろけて失速して、バトンを落としてしまった。

「なんだよっ!こいつ!!」私は、なにくそ!!とロスした分を取り戻そうと、懸命に走った。
そして、挽回して3位で第2走者に繋いだ。
しか~し、私はバトンを拾わずに走っていた。というか、拾わなければ・・という気も全く頭になかった。
第2走者には手タッチで繋いだ。
第2走者の男の子も「なんで手なんだ??」と一瞬ためらった表情を見せていたが、私は自信満々に手タッチをした。

我が地区のみ第1走者から第6走者まで手タッチで繋がれた。
あるおばちゃんは「なんでうちの地区だけ手なのか。いくらバトンが不足しているからって可哀そう。」と言っていたらしい。
とにもかくにも我が地区は健闘の末第2位でゴールした。
「やったぁ!でも惜しい!!」「私が失速していなければ・・」と思ったのも束の間、
「〇〇地区はバトンを落としたので失格となります。」との放送が流れた。

しっかく・・・・??

一瞬、世界が確かに止まった。
優勝候補でもあって、地区のおじちゃんおばちゃん達の熱い期待があった、6年生のお兄さん達の良き思い出となるはずだった、そのお兄さん方に頼まれて走ったそのリレーが、私のせいで失格・・・???
2年生にして初めて、どうにも取り返しのつかない社会的責任を、重く重く感じずにはいられなかった。
家族にも申し訳なかった。
狭い地域、しばらく噂のネタとなるのだろう。

運動会の帰り父と二人でトボトボ帰っていた私に、笑顔で「気にしないで」と言ってくれたお兄さんの優しい言葉に
さらに胸を締め付けられる思いであった。

生きているといろんな思いをしなければならないのだな、と感じた運動会の思いでである。
当時は、選手の皆々様一人一人にお詫びを言うほど気の利いた子ではなかったので、
この場を借りてお詫びもうしあげます。すみませんでしたm(><)m。
今となっては「そういえばこんなことあったなぁぁ」と語れるいい思い出です☆

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Tracked on November 04, 2004 at 03:08 PM

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